ラストクリスマス

なんか、なんか、なんともいえないお話でした。
この回が「伏線だらけ」ならいいんですけど、
単なる(小手先の)演出のお披露目会だったら許せません。
それくらい、なんともいえないお話でした。


一見すると普通のドラマに比べて「話が単調すぎる」(重みがない)かもしれませんが、
いやいや、健二と前の奥さんのゴタゴタを何話も引き延ばされるよりずっと良い。
それよりも、その中にさりげなく伏線を張ってもらって、
後の展開に有効利用される方が、見ていてよっぽど心地よいです。


ストーリーの進行度は一般のドラマの2倍くらいなので、
1本でやる内容のものを今回までに片付けて、これから本題に突入。
ってことで、来週からは待ちに待った青井の病気再発編!
健二のお母さんを病院に入れてるのも、そのためだったんでしょう、きっと。


予想というか妄想というか希望的観測では、
弱気になってる健二ママが青井を元気づけるのに半話〜1話。
んで、青井の心の復活と決意編を半話〜1話やって、
それからたぶん健二単独の話も半話〜1話やって最終回ってとこでしょう。


まあ、空想なのでどうなるか分かりませんけど。
空想ついでに、青井の病気が「子宮ガン」系である可能性が低くなってきました。
理由は単純で健二の子供だと噂される赤ちゃんが出てこないからです。


引っ張るかなぁ〜と思ったんですけど、どうやらハズレみたいです。
で、今日思ったのは「青井が失明したらおもしろそうだな」と。
いや、もちろんストーリー的にですよ。
(脳関係の病気(腫瘍など)で、失明の可能性有り、と言ってる児玉清の姿が目に浮かびます。)


そうすると何がおもしろいかというと、二人でオーロラ見ることを約束してる点で、
今日出てきた「シャボン玉が凍る」っていうのも、
例え失明した場合でもそれを触ったり、オーロラなら感じたり色々できるかな、と。


まあ、空想なので、運良く失明せずに治ってハッピーエンドかもしれません。


それにしても、あの部屋のドアが塞がれるのは実に暗示的です。
演出って言ってしまえばそれまでなんですけどね、
ここでそれを出すっていうのは結構上手いと思う。


つまり、あのドアは二人の心の象徴であったわけで、
今日の話の中で青井がフラッときてドアに頭をぶつけるシーンがありましたが、
この場面は青井の健二に対する”警告”と取れるからおもしろい。
それを健二が気付かないんですよね、寝てるかどうかして。
警告、つまり、病気の再発とそれによって引き起こされる何かを健二は気付けない。


んで、今日の話のラストでドアが閉じられちゃうわけですが、
これは二人の心の往来が途切れることを意味しています。
青井の性格からして想像は付きますけど、まあ、病気再発後に別れるんでしょう、きっと。


さて、健二はどうするのかなぁ。