ネタバレな話

「○○くんって、そういう人なの?」


どうも、私は暗く見えるらしい。
人前でベラベラしゃべるのが面倒くさいだけで、
別にクール=根暗でも何でもないと思うんだけど…。


そう、ただ単に面倒くさいというのもありますけど、
私は新しい環境に入る時には必ず自分の設定を行います。
前に日記でも書きましたが、「周りにそう思わせる」自分を描き演じる。


大学入るときに考えたのは「なんかよく分からん不思議な人物」。
雑に言ってしまえば、人間関係とは情報量の差であるので、
具体的には「秘密」という形で情報操作を繰り返し使いました。


つまり、秘密というのは情報としてはレベルが高いわけで、
それを交友関係の初期段階に使えば、結構有効な物として使えるんじゃないか。
試しに入学後に使ってみたら、結構おもしろいもので、相手の持つ情報網やその速度、
信用度まで測ることが可能で「なかなかのものだ」と思いました。
もちろん、これは交友関係と利害関係の結びつきが極めて薄い学生時代オンリーなので、
これから使えそうもないですけど、一応実践的収穫だったのは間違いないです。


で、結果的に「秘密」をバラされもしたんですけど(笑)、
それは当然許せるものと許せないものがあり、後者は1回だけありました。
結構信頼してたので先の意味での「秘密」ではなく、信頼の上でのそれだったのですが、
裏切られたっていうより、自分の浅はかさが原因なわけで、かなり反省したものです。


まあ、でも、最初の設定通り上手く運べてるなぁ、と気分良くしていたときに、
「ガスト」というレストランで起きた小さな小さな事件(笑)。
それまで「さくら」だの「エヴァ」だの言われても、


カードキャプターさくら…ですか?僕は見たことないですけど、おもしろいんですか?」
エヴァは映画で見たんですけど、よく分からなかったです。やっぱり、テレビ版見た方が良いんですかね?」


と、知らないフリをし、アニメとの接点ができないように、できないように必死でした。
誘惑はそこかしこと存在し、ハッキリ言って、


「:Rebirth(春エヴァ)とAir夏エヴァ)、どっち派ですか?」


と言いかけたこと無限回です。
せっかく、不思議人間で行こうと決めてるのに、不思議要素にアニメ要素が加わると、
それはもう凄まじいことになり、世間は「不思議なアニメオタク」とは言いません。
何考えてるか分からないアニメオタクなんて、
劇場版ラストでアスカがシンジに言ったように「気持ち悪い」ことこの上なし!


私は非常に危機感を強め、予防線を張ることにしました。
hydeが当時は好きだったので、ラルク絶対防御線(笑)まで待避し、そこで止めてしまおうと。
しかし、私は彼ら(H氏、K氏)の真の恐ろしさを知らなかった。


相変わらずガストでは「木之本さくらか丹下桜」の話題で盛り上がっている。
時折S氏の「萌えるってどういうこと?」という声がする。
途中からはH氏の「嫁」と呼ばれる人物も参戦した。


戦略自衛隊に完全包囲された第三新東京市
どうする?
第一種戦闘配置(「用事があるので帰ります」)でも発令するか?


脳内の伊吹マヤが「だめです!プラグがエキジットされます!!」と叫んだ丁度その時、
ある人物(H氏)の口から「横山智佐」という単語が出る。


私「天地無用っていうアニメ知ってます?」


ザバーとこぼれるLCL
覆水盆に返らず。


終劇。