24


そうか、彼女ももう24歳かぁ…


などと清水寺で思う1日でした。
秋の夕暮れっていうのは妙に寂しい気持ちになるもので、
そうすると必ず彼女の走る姿が頭の中に浮かびます。


教室の窓からグラウンドを眺めていた私は、ちょっとは変わったのかなぁ。
年を重ねて外見が老けただけのような気がします。


「写真撮ってもらおう」とか言い出したので、
「まだそんな関係じゃ…」っていう言葉を飲み込みんで、
腰に手を回して抱き寄せてみたら抵抗はないみたい。
「(今日中に)抱けそう」っていう直感がガンガン脳内に木霊するのでした。


誰でも良いからヤれればよかったのかなぁ。
でも、何とも形容しがたい寂しさは残るんだろうなぁ、きっと。


彼女は、いま(現在)もどこかで走ってるのかな。