生徒と教師

今週の金八で、「君たちは踊る勇気なんてない」「どうせできませんよ」などと言って、
3年B組の生徒を煽りそそのかす方法で解決(クラスを纏める)を図っていましたが、
うーん、私が生徒なら絶対違う方向に進んでいただろうな、と思いました(笑)


つまり、「なんだとぉ!?」というより「どうして先生はこんなことを言うんだろう?」
ということが先に立ち、「君らには絶対にできない」というところでピーンとき、
「なるほど、ここでソーラン節を踊るように誘導してるのか」ということで、
「煽りなんかに乗るななよ」って感じで先生に反対する行動を取るだろうな〜、と思います。


私は先生という職種の人間が大嫌いなので、常に悪意を持って接してきました。
「たかが大学の教育学部出たくらいで偉そうなこと言うな」っていう、
何とも”反社会分子”らしい思いを持っており、校長先生の話をはじめ先生の話なんかは
「教師なのだから勉強だけ教えていろよ。まったく、たいして学も経験もないくせに、
たかだか数十年、しかも学校という閉ざされた空間にのうのうと生きたくらいで
人に語れるほどの物を持っていると信じているところが、何ともお目出度いな」
と思いながら聞いていました。


小学校の先生は良い人が多かったので、その後の中学、特に高校の教師は本当に嫌いでした。
高1の3学期の二者面談で担任の英語教師に「数学ができたって所詮は鬼に金棒。
英語を勉強しろ」と言われてプチーンとき、その時一切数学の勉強はしないと決めました。
いや、高校入る時思ったんです。センター試験は英語も数学も200点なんだと。
それなら好きな数学を勉強して伸ばした方が英語より楽しめるんじゃないかって。
思惑通り数学の成績は理系の連中と同等かそれ以上に出来てましたから喜んでたんですけど、
この担任の一言に猛烈に頭にきまして、受験も含めて数学は結局1秒も勉強しなかったです。


教師なら生徒の能力を伸ばす方向に指導すべきだ、と思っていますので、
そういうことを全く考えない、「愚」極まりない馬鹿教師に心底幻滅したわけです。
それからは教師=馬鹿の権化って感じで、生き物として認めない方向に進み、
教師を見るときは汚物を見るかのような目で見てたのですが、
表立った反抗はしませんでしたけども、陰湿な反抗はとことんしましたので、
叩かれるかな〜と期待してたんですけど残念ながらありませんでした。
体罰受けたら、まずその場で警察に傷害で通報、監督庁と教育委員会にも通報して、
害虫を徹底的に駆除する、と決めてたんですけどね…あーあ、残念だ。


と、まあ、こんな生徒だったので、今回みたいな金八の計画に釣られるわけはなく(笑)、
クラスメートをそそのかして授業妨害をやりまくっただろうなぁ。
もちろん、私が直接表立って荷担するわけはなく、
周囲を操りながら静かに教師の凋落を見届ける方がよっぽど楽しいですからね。


だから、「GTO」(グレート・ティチャー・オニヅカ)という漫画がありますけど、
あれ見てるとどうしても「なんだかなぁ…」と思ってしまう。
ストーリーの都合等もあるのでしょうけど、腑に落ちないんですよね。
「本当に悪い奴は、最後まで本当に悪い奴」という、そういう理由です。
ハッキリ書くと、足がつくのが早すぎるってのと、詰めが甘いっていうのと、
人心掌握とその操縦が呆れるほど下手っていうので、本当にもうイライラします。


一度で良いから、完璧な悪役を見てみたいなぁ。