草薙素子vsMAGI

素子「はじめるわ」
マギ「外部端末から不正規接続を確認」
ミサト「どうしたの!?」
マギ「擬似エントリー 全て解凍」
日向「マギがハッキングを受けています、侵入者不明!」
マギ「発信元を探索 現在、アクセス経路を走査中」
青葉「逆探まで18秒」
マギ「擬似信号を複数検知 衛星経由での侵入 メルキオール追随開始」
オペレーター(女)「第7衛星通信システム消失、応答ありません!」
マギ「外部接続遮断 Bエリアを最優先」
マギ「サブレジデントエリア外周にボトムアップ型エントリー展開中」
オペレーター(女)「サブコンピューター緊急制御システム、強制終了、再起動できません!」
オペレーター(男)「第8から38までの環状ネットワークも異常終了、反応なし!」
マギ「サブレジデントエリアに防壁を再インストール」
マギ「回帰分析システム 順次解凍 全保護プログラムを暗号化 再フォーマット開始」
オペレーター(女)「メインバンク、サブファイルプロテクト強制解除中。こちらからはキャンセルできません!」
マギ「オートファイルメンテナンス 作動不能 応答なし」
オペレーター(男)「中枢システム外殻部に複数のクラック反応を確認!」
青葉「くそ、なんて計算速度だ!」
日向「こりゃあ人間業じゃないぞ!」
オペレーター(女)「「第6データチャネル、強制的にアベンドされていきます!」
リツコ「司令、666プロテクトしか方法はありません」
マギ「電源集中制御システム 異常終了」
冬月「しかし、侵入者のスピードを考えると自律防御が果たして間に合うかどうか…」
リツコ「間に合わせます」
マギ「無停電電源システム 応答なし」
碇司令「わかった」
リツコ「マヤ、付いてきて」
伊吹「ハイ!」
ミサト「管理部に連絡、マギをすぐに引き上げさせて!」
日向「ハイ!」
マギ「レジデントエリア 全域にワクチン投入」
オペレーター(男)「サブのバックアップを緊急避難。空いてるアーカイブを全て充てろ!」
マギ「マギシステム 外周第3次防壁に抗体を全種展開」
青葉「オートリビルド、復旧しません!」
日向「中枢システムの外周防壁、突破されました!」
冬月「ああ…」
マギ「マギシステム プロテクト666 第一次防壁展開」
オペレーター(女)「マギシステム外殻部周辺の遅効性ウイルス、合体増殖しています!」
青葉「サブレジスターがアンロードされていきます!プロテクト、不能!」
オペレーター(男)「バルタザールの浸食移行率が急激に上昇!」
マギ「メルキオール メインシステムに抗体をロード」
日向「バルタザール、メインシステムにプロテクトモードCを適用!」
マギ「マギシステム プロテクトコードを666に変更」
マギ「マギシステム Bダナン型防壁を展開 外部侵攻 強制排除中」
青葉「よし、やったぞ!!」
冬月「ふぅ…」
日向「なんとか間に合いましたね」
マギ「メルキオール メインレジデントエリアに303エラー 複数確認」
ミサト「!? マギの自律防御は?」
日向「666プロテクトが侵入者によって強制的に解除されていきます!!」
伊吹「先輩!」
リツコ「まさか、そんな…」
青葉「バルタザールの浸食移行率が再び上昇!80%を超えました!」
日向「メルキオール、メイン応答なし!」
オペレーター(男)「カスパー各所にて分散型ウイルスの展開を確認!」
日向「バルタザール、メイン応答なし!」
ミサト「リツコ、何とかならないの?」
リツコ「666プロテクトを破られてしまっては、もう打つ手はないわ」
伊吹「メルキオール、再起動!」
日向「カスパー、メイン応答ありません!!」
伊吹「バルタザール、カスパーも再起動しました!」
マギ「メイン復旧 全外部接続遮断 特例582削除」
碇司令「まずい!」
マギ「メルキオール 自律自爆を提訴」
ミサト「!?」
マギ「マギシステム 承認」
リツコ「なんてこと…」
マギ「ターミナルドグマ 核ユニットの待機状態解除 稼働まで20秒」
マギ「本部施設内 全隔壁閉鎖 セントラルドグマ 第一層 ベークライト注入開始」
冬月「馬鹿な!」
マギ「セントラルドグマ メインシャフト 真空ポンプ作動開始」
ミサト「ここまでか…!!」
マギ「自律自爆まで10秒」
リツコ「…侵入者の目的はネルフの物理的消滅ってとこかしら」
マギ「自律自爆まで5秒」
ミサト「オートパイロットの試験中でよかった…、シンジ君たちは助かる」
マギ「3秒」
マギ「2秒」
マギ「1秒」


ってことで、どう考えても素子圧勝しか想像できない。
やっぱり、人形使いと一緒になった少佐は永久に最強のような気がします。


追伸:
こういう電脳戦っていうのを上手く書けるようになりたいなぁ、と思います。
マンガでもアニメでも映画でも一番興奮するのはハッキングシーンですし。