自分の殻

連休の最終日のことですが、父の紹介である人に会いました。


その人と一日中一緒にいて感じたのは、圧倒的な器の違いでした。
そして、私は何のために生き、何を成したいのかまったく分からなくなりました。


食事後、内心焦っていた私に彼女は「いいところね」と言ったのですが、
そういえば上には綺麗な夜空が広がっているし、鈴虫?もあちこちで鳴いている。
風も気持ちいいし、なるほどそうだなぁ、と思いました。


私が笑い出すとキョトンとしているので「いや、君があんまり綺麗だから」と言うと、
「それじゃあ、なぜ笑う」と頭をポンと叩かれました。


そう、彼女は美しい。
23年と8ヶ月生きてきましたが、こんな綺麗な人は見たことがない。
外見だけでなく、私より若いのに落ち着きがあり頭も良く、おしとやかで優しくて礼儀もわきまえている。
文字通り完璧な女性です。


そんな人を横に座らせおしゃべりしているというのに、私はそのことを忘れていた。
それが今の(過去の)自分の限界の表れであることに気付くと、もう笑うしかないですよね。
だから笑ったんですけど、同時に何か大事なことも学んだ気がします。


書物から学ぶのには慣れてますが、まさか同じ人間から学ぶとはなぁ。
私は、良い出会いをしたのかもしれません。


今度会ったら、お礼にあの話でもして楽しませてあげよう。