舞-HIME

テレ東系の『舞-HIME』がたまらん。
おっぱいが、うら若き乙女のおっぱいが揺れるわけですよ。
ゆっさゆっさ、ぽよんぽよん、ぼよよーんぼよよーん、と。
90年代の15禁OVAを彷彿とさせるおっぱいクオリティ。
16歳になった日に近くのビデオ屋で借りた『お天気お姉さん』以来の感動。
死ぬ、死んでもいい。


さて、第1話、第2話を見たまでの感想。
オープニング・アニメーションがとにかく素晴らしい。
「サビ以降までは良いんだけど…」なアニメはいっぱい落ちてますが、
全編に渡って秀逸な作品は数えるほどしかない。
ちなみに、私が認める作品(OPに限っていえば)は、
ふしぎの海のナディア』『新世紀エヴァンゲリオン
カードキャプターさくら』『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG
ミニパト』『R.O.D』です。
どれも素晴らしいのですが、主観的には『舞-Hime』が一番好きです。


理由は、作画と動画と演出のクオリティが最も高い点。
お金をかけた90年代前半のOVAなら話は分かりますけど、
これはれっきとしたTVシリーズ
すごい、の一言。


もちろん、直した方が良い(と思う)ところもあるので、
100%完璧(完全)に好き、ではありません。


サビの最後「まなざしが好き」というところで、
各キャラクターの特殊能力シーンで構成されてるんですけど、
その中の久我なつきの場面。
歌詞の「まなざし」で美袋命の剣をふかん(上から下を見る感じ)、
「がす」で久我なつきがあおり(下から上を見る感じ)気味で大砲、最後に「き」で舞衣が炎、
となってるのですけど、なつきと舞衣は上手く炎で繋げられてて気持ちいいのに、
命となつきが少し合っていない(ように思う)。
命のシーンを動かすと安定感に欠けるので、それはなし。
なので、なつきのシーンをちょっといじるのですが
構図も何かもかもそのままで、変えるのは撮影(カメラの速度)のみ。
本編では歌詞の「が」でちょっとだけ引くのですけど、
これをもっと引く感じにする。
キャノンのアップ、あるいは画面下部(全アップではない)になつきと番犬の
半分くらいが映るくらいにしておいて、
それから本編の「が」の終わりの留めの位置まで一気に引いてやる。
そうするとキャノンから発射された火の玉を追うパンに迫力が付くし、
その後の舞衣の場面で反対側(右後方)からのブレを加えた重い炎が一段と生きてくる。
要は、画面が生きればいい(画面を活用しきる)わけで、
なつきの炎のシーンは動かしてちょっと軽い印象の方を強調した方が、
完成度の極めて高い舞衣の炎のシーンでググーっとくる気がします。


サビ以外では、「勇気だして未来へ」のところ。
あかねと和也が画面の前を奥に並んで立ってところを、
カメラを右に動かす感じで撮ってまして、つまり、カメラを動かしてるので
中央(奥)の和也が「未来(みらい)」の「い」で画面左位置に、
中央(前)のあかねが同じ「未来(みらい)」の「い」で画面右位置になります。
非常にこの撮り方は好きなのですが、ちょっとスピード感に欠けます。
ですので、何でもいいので小物を画面手前にレイアウトして、
それを別セル(前面に重ねて)で速い速度で動かせば良い気がします。
ちょうど前シーンの羽が光りながらアップで右に抜けますので、
光の裏から小物をさりげなく左に抜けるか、半分くらい消える位置まで動かせば足ります。
二人をなるべく隠したくないのであれば、画面最下部に少し凹凸のある台か、
テーブルみたいなモノを配置して、手前が早く動いてるように見せればOK。
定番の古い手法ですけど、悪い手法では決してありません。
このシーンでは確実に生きると思います。


「勇気だして未来へ」の次のシーンの「そう美しく」のシーン。
前のシーンと同じくかなり好きなシーンなのですが、
「そう美し」であおいと千絵が黒板の前で手を合わせて画面に向かってくる、
つまり黒板の前から教室中央の位置当たりまで歩く感じですけど、
このシーン良くできてるのにレイアウトがまずい。
バックが異様に寂しいんですよね。
黒板には何も描かれていない上、二人のバストショットですからチョーク受けも
画面に入らないので、バックはグリーンと白のグラデーションみたいに見えます。
こればっかりは小物でレイアウトできないので、
そもそも単純に二人が抜けた後の教室のシーンで黒板に描かれてるものを、
そのまま配置すれば解決する気がします。
シーンが繋がってるのですから普通は同じ教室に設定して良いはずで、
逆に考えると、それは同じ教室なのに時空間的にズレてるってことになります。
無地の黒板の前から抜けた二人が、それ以降は登場しないのなら話は分かりますが、
クラスメイトが集合した教室に右と左からそれぞれ入ってくるわけですから、
ここは二人のシーンのバックが無地であることがおかしい。
演出的にいくら考えても、無地の線はないはず。
どうしても無地にしなければならないのであれば、黒板前のスペースを一段高くして上げて、
その下、つまり教卓の前であおいと千絵が手を合わせる感じにすれば解決。
そしたらいくら黒板の前でも教卓やチョーク受けをレイアウトできますから、
無地でOKということになります。


最後に「現実は上手くいかない」の「くいかない」のところ。
生徒会の人たちのシーンで、個人的には「くいかない」の「く」の華やかに笑う生徒会長を、
「くいかない」の「い」に持ってきて次の綺麗な桜の花びらのシーンに繋げたいのですけど、
そうすると現実が上手くいかなくてジタバタしてる遙を出せません。
現実と格闘してもがいてる遙を笑うって強引に解釈しても良いんですけど、
やっぱり、本編の通りにした方がはるかに良い。
ただ、どうしてシックリこないかを書けば、それは音楽があってない。
歌詞は合ってるのに音が合ってないってことで、こればっかりはどうしようもありません。
音をいじれば全体のバランスがおかしくなりますし、だから、どうしようもない。
本編の方法以外に方法はありません。


ってことで、以上です。
その他は、個人的には何の文句もないし、
そういう表現の仕方もあったのか、と勉強になりました。


ところで本編ですけど、第2話まで見た限りでは作画がしっかりしてて感動モノです。
演出も良いし、文句なし。
これにおっぱいが揺れるのだから、もはや言うことはない。
ただ気になるのは2話の最後で覚醒した舞衣がクルクル回るところ。
おいおい、弟倒れてるのに…って思ったのですが、ま、その辺は突っ込んではいけないところ。
注目すべきは、二話で命が奈緒に飛びかかったとき両手で膝を左右に開いたところ。
素晴らしい、素晴らしすぎる。
いくら同性・同年齢だとしても、女子中学生に飛びかかって股を開くとは…、
そしてそれを放送するとは恐れ入る。
放送と言えば、第二話の冒頭で胸がふくらんできた小学生の舞衣が、
ブラジャーを買いに行く&付けるシーン。
すごい、すごすぎる。
色んな意味で、もはや神レベルにすごい。
これはもう、テレ東に敬礼!


総じて、おもしろい。
第三話以降も見る予定ですけど、できればそのまま突っ走ってほしいです。