3年B組 金八先生(4)

いや〜、最初の金八先生のシークエンスは良く出来ていました。
坂本龍馬肖像画を見上げるシーンと、土手に朝日が昇る場面、
そして朝日が差し込む寝室に金八先生がいる……うん、良い良い。
「徹夜で悩んだ」っていう見かけの表現に演出家の意図が上手く乗ってて、
なんか久しぶりに爽快感を覚えました。


さて、3Bはソーラン節を見事踊ってのけました。
ソーラン節の最後でシュウの着地失敗するかと期待してたら、
見事成功しちゃうし、捻くれた人間には少々眩しすぎました。
心停止で病院に担ぎ込まれて、そこで医療ミスなんてのが重なり、
結局シュウは脳死状態になってしまうことを想像したんですけどね。


責任を痛烈に感じている金八はその場で謝罪。
即座にシュウの家族は学校と病院を相手取り裁判を起こすことを決意。
勝手に金八が謝ったことを耳にした校長が怒り心頭、記者会見で学校側の責任を全面否定。
そこへ駆けつけた金八が校長の目の前でカメラに向かって謝罪する。
金八に殴りかかる校長、止めに入る教頭、その様子が全国ネットで流れる。
翌日から学校と金八、生徒の家にメディアが押しかける。
一連の責任を取り教育委員会委員長(前桜中学校長)は辞任。
麻薬の臭いを嗅ぎつけた週刊誌がシュウの両親のことをすっぱ抜く。
同じ頃、麻薬をやってる生徒(例のゲーヲタ)が警察に補導され、
前回(第3話)学校側が警察に通報しなかったこともバレてしまい、
即座にスケープゴートを恐れた警察庁が先手を打つ。
警視庁が職務規程違反で金八と親しかった中年警官を懲戒免職処分。
警察批判は多少起こるもすぐに消え、マスコミは桜中学の管理職教師を一斉にバッシングし始める。
事態を重くみた文部科学省が圧力をかけ、校長と教頭、坂本金八を辞職に追い込む。
そんな中シュウの容態が急変し、死亡宣告がなされる。
シュウの母親は自宅に帰るなり奥の部屋で寝ていた夫を絞殺。
自身も首つり自殺をしてしまう。
記者会見場で全部自分の責任だと泣いて謝る金八。
誰もいない3年B組に戻り深々と頭を下げ、荒川土手に向かい入水自殺しようとする。
それを止めに入る乙女ちゃんと幸作。
振り払おうとした金八の拳が乙女ちゃんの後頭部を直撃し、彼女は意識不明のまま救急病棟に搬送、
手術室の長椅子に放心状態で座っていた金八を警察が任意同行で引っ張る。
乙女ちゃんの死亡宣告を聞いた幸作は泣きながらチャリをこぐ。
その途中、道路を横断していた塾帰りの女の子を引いてしまい、恐くなって立ち去ってしまう。
30分後現場付近にいた幸作を警察が任意同行、1時間後に幸作は逮捕される。
金八が留置所で拘束されてる間、何者かに自宅は放火され全焼してしまう。


ってところまで考えましたけど、さすがにそんなことはなく、
ちゃんとシュウは着地を決め、どうやら自信もついたようですね。
よかったよかった。